KONICA MINOLTA(FORXAI)
BtoB向け画像AIプラットフォームサービスのブランディング
2024
ネーミング
ロゴデザイン及びVI開発
ブランドガイドライン制作
あらすじ
コニカミノルタ株式会社が次世代を担う戦略的事業として立ち上げたAIを活用した画像IoTプラットフォーム事業のブランデインングを担当。
EP.01 何から始めるべきか
当初クライアントであるKONICA MINOLTAの事業部及びデザインセンターからは、事業ブランドのネーミング及び、VI開発の相談を受けた。
プロジェクトを進行するにあたり、社内における先行して実施されていたリサーチやディスカッションの内容を確認し、ビジョンについてはその方向性についても違和感のあるものではなかったものの、ネーミングやVIを開発するためには、社内のステークホルダー間で形成したいブランドイメージについて共通の認識が不足しているように感じられた。
そこで、いきなりネーミングやVI(ロゴ)について検討を行うのではなく、ブランドイメージの方向性を決めるためにパーソナリティから検討を行うことを提案した。
プロジェクトを進行するにあたり、社内における先行して実施されていたリサーチやディスカッションの内容を確認し、ビジョンについてはその方向性についても違和感のあるものではなかったものの、ネーミングやVIを開発するためには、社内のステークホルダー間で形成したいブランドイメージについて共通の認識が不足しているように感じられた。
そこで、いきなりネーミングやVI(ロゴ)について検討を行うのではなく、ブランドイメージの方向性を決めるためにパーソナリティから検討を行うことを提案した。
Ep.02 ブランドの人格
パーソナリティの検討にあたっては、現在のコニカミノルタのイメージをベースとしながら、将来的にこのようなイメージを形成していきたいという未来志向での議論を行い、キーワードの抽出やビジュアルの共有、固有名詞(人に例えたらどんな人か)なども用いて、より立体的なブランドの人格を決定した。
その結果、それまでにネーミングのために出されていたさまざまなワードを取捨選択するための基準が明確化・共有化されることとなり、抽象的かつ主観的判断が強く反映されがちなブランドのネーミング開発において、多くのステークホルダーが積極的に合意できるネーミング開発となった。
その結果、それまでにネーミングのために出されていたさまざまなワードを取捨選択するための基準が明確化・共有化されることとなり、抽象的かつ主観的判断が強く反映されがちなブランドのネーミング開発において、多くのステークホルダーが積極的に合意できるネーミング開発となった。
Ep.03 ラベルとシンボル
決定したFORXAIというブランド名称は、未来を見通すという意味を持つ英単語のForesightと何かとAIを掛け合わせる(X)という意味からなる造語で、国内のみならずグローバルなビジネスとして展開しているクライアント社内でも多くの賛同を得るとともに、ブランドアイデンティティ確立の大きな契機となった。
その後、VIデザインとしてロゴの制作を行ったが、ネーミング開発時と同様にパーソナリティがステークホルダーの中で具体的に共有されていたこともあり、ベースとなる書体の決定やウェイトなどの意匠についても、解像度の高い議論を行うことができ、皆が納得できるVI開発となった。最終的には、モーションロゴの開発までを行い、ブランドのビジョンとパーソナリティに合致し、クライアントの満足度の高い仕上がりとなった。
ブランドローンチに合わせて、アプリケーションのデザイン(パンフレット・ウェブサイト・ローンチイベントの各種ツールなど)も担当し、それらをブランドガイドラインとして整理した。
その後、VIデザインとしてロゴの制作を行ったが、ネーミング開発時と同様にパーソナリティがステークホルダーの中で具体的に共有されていたこともあり、ベースとなる書体の決定やウェイトなどの意匠についても、解像度の高い議論を行うことができ、皆が納得できるVI開発となった。最終的には、モーションロゴの開発までを行い、ブランドのビジョンとパーソナリティに合致し、クライアントの満足度の高い仕上がりとなった。
ブランドローンチに合わせて、アプリケーションのデザイン(パンフレット・ウェブサイト・ローンチイベントの各種ツールなど)も担当し、それらをブランドガイドラインとして整理した。
Ep.04 おわりに
ブランドは本来的に実体のないものであるがゆえに、社内であっても様々なイメージを持っていることが少なくない。関係者の一人ひとりが自分のブランドであるという思いが強ければ強いほど、そのような状況は生まれる。実体のないブランドだからこそ、そこに人格を感じられるような性格(パーソナリティー)を付与し、イメージを立体的に立ち上げることでコミュニケーションを円滑にし、さらにローンチ後のCX向上の基盤を作ることができるため、ブランドバーソナリティ(キャラ付け)は非常に重要な工程であったと考える。