KONICA MINOLTA(Envisioning Studio)
イノベーション創出のためのプロセス検討と体系化
2024
価値創出プロセスの整理と体系化
ロゴデザイン及びVI開発
活動レポートの作成
あらすじ
改良を前提とするデザイン思考と両輪をなす、イノベーション創出方法の開発し、自社技術との活用するために体系化することで社内実装するとともに、外部にも開き協創のドライバーとするためのプロジェクト。
Ep.01 価値創造の仕組み
コニカミノルタ株式会社のデザインセンターでは、デザイン思考の全社員へのローカライズを推進するとともに、未来志向のビジョンを社内外と共創することで改善をベースにおくデザイン思考とは異なる価値の創出を目指す取り組みを行なっている。
社内でのプロジェクトがスタートし、様々な取り組みを実践する中で蓄積された知見を整理し、エンビジョニング・プロセスと呼ばれる独自のメソッドとして体系化することが求めらた。
社内でのプロジェクトがスタートし、様々な取り組みを実践する中で蓄積された知見を整理し、エンビジョニング・プロセスと呼ばれる独自のメソッドとして体系化することが求めらた。
Ep.02 最適解のための最適解
それまでに実施されてきた数多くのプログラムを精査・分析することに始まり、どのフェーズで、どのようなプログラムが有効に機能しうるのか、様々な角度から検討を行った。
世の中には、メソッドやフレームワークなど、さまざまな方法論が存在するが、使う目的や場面、人によってその効果は大きく異なることも珍しくない。これをやれば間違いなく答えが出るというものがないことは言うまでもないが、その見極めは想像よりも容易ではない。
世の中には、メソッドやフレームワークなど、さまざまな方法論が存在するが、使う目的や場面、人によってその効果は大きく異なることも珍しくない。これをやれば間違いなく答えが出るというものがないことは言うまでもないが、その見極めは想像よりも容易ではない。
Ep.03 方法の編集
デザインセンターのプロジェクトメンバーが実践してきたものだけではなく、わたしたちが新規事業・新商品開発を行ってきた際の経験や知見を重ね合わせ、有効性が高いと信じるにたるプログラムをエンビジョニング・プロセスとして体系化した。
同プロセスは、envisioning - anchoring - casting - facing - braidingの5つのステップからなる。
その特徴としては、理想と現実を行き来し、保有する技術を参照しながらビジョンをプロダクト(商品やサービス)とそれをユーザーに価値として提供する戦略のレベルまで具体化していくことにある。ともすればビジョンを策定することが目的となりがちであるが、そこにとどまることなく、社内マーケティングや既存の制度や仕組みなども視野に入れた体系化は、どの組織においても適用可能である普遍性とコニカミノルタという組織だからこそ可能となる特殊性を両立するものに帰結し、社内の未来ビジョンの創造や新規事業の創出に活用されている。
同プロセスは、envisioning - anchoring - casting - facing - braidingの5つのステップからなる。
その特徴としては、理想と現実を行き来し、保有する技術を参照しながらビジョンをプロダクト(商品やサービス)とそれをユーザーに価値として提供する戦略のレベルまで具体化していくことにある。ともすればビジョンを策定することが目的となりがちであるが、そこにとどまることなく、社内マーケティングや既存の制度や仕組みなども視野に入れた体系化は、どの組織においても適用可能である普遍性とコニカミノルタという組織だからこそ可能となる特殊性を両立するものに帰結し、社内の未来ビジョンの創造や新規事業の創出に活用されている。
Ep.04 おわりに
ここで体系化したプロセスも、実践の中で訂正を繰り返し、より良いものになっていくことが期待されるが、こうした新価値創造のプロセスの実践においては、自分達がどのような企業カルチャーを持った組織なのかという現実を客観的に把握し、実装するかも非常に大切になると考えている。